ベルトランド石 [Bertrandite ]
Be4Si2O7(OH)2
ソロ珪酸塩鉱物 斜方晶系

結晶サイズ 左右 1〜2mm 結晶サイズ 左右 1〜2mm

岐阜県恵那郡蛭川村一色産

蛭川で初めてベリル晶洞を発見した
数百本というベリルが入っていたが、その三分の二はガサガサスカスカの透明感の無いスポンジベリルだった
家に帰って、洗って汚れを落とし、じっくりと観察していると、左のような物が付いている事に気付いた
圧倒的に六角板状の物が多かったので、最初はべりルの極端にC軸が短い物だと解釈していた
しかし、良く観察してみると、形はひし形の物や立方体に近い物が見付かった
それでも六角形の変形タイプとも考えられる

それでも何か納得出来ないことは、髪の毛程の太さでも1cm程の長さにはなるベリルが
こんな極端にC軸が短く成長するのだろうか、ということであった

もし、この鉱物がベリルではない、としたら何であるのか?
唯一考えられる鉱物と言えば、ベルトランド石しかない
実際この産状は本鉱そのものではある
それでも僕がどうしてもそう言い切れなかったのは、斜方晶系の本鉱が六角板状になりうるだろうか、ということである

まあ、どちらにしろ本物を実際に見たことが無い僕自身が鑑定出来る事の方が不思議なわけで
知り合いのベテランの方に鑑定をお願いしてみた
 その結果99.9%の確立で本鉱であるとの回答が来た
『ヤッタ!』と思わず叫んでしまった

2000年10月採取

結晶サイズ 左右 7mm

岐阜県恵那郡蛭川村産

蛭川の上の標本とは別の採石所で採取しました
結晶サイズは圧倒的にこちらの標本の方が大きいです

2002年3月採取